このために! 化石Ⅹガラス
Glass Worksちゅきのブログ
2014.08.30
「予約をお願いします。ホテルからタクシーで工房に行きます・・。」
夏の初めに、お電話を頂きました。
どうもありがとうございます。m(_ _)m お待ちしております。
レンタカーを運転して、体験にいらっしゃる方が多く、
タクシーを使ってわざわざお越し頂くのは、とてもありがたく思い、
どうしても作りたい作品がおありになるのだと、感じました。
「化石Ⅹガラスを作りたいのです。
材料を持っていっても良いですか?」
「化石Ⅹガラス」の製作体験は、ご自身がガラスの中に閉じ込めたい
様々な宝物をお持ちになり、作って行く
まさに 「大切なものⅩガラス」なのです。
何をお持ちに?
「ねこじゃらしです♪2本入れたいです。」
なるほど。
では、ガラスの塊を選んでもらえますか?
出来上がった作品を、どんな風に飾って置きたいか、お考え頂き
ねこじゃらしが入るガラスの大きさ、気に入った形を、この箱から探してください。
「・・・むふふ・・。宝探しみたいですね~♪」
どうして、ねこじゃし なんです?
「ねこを飼っていました。2匹。
とても思い出深く、これを見ると 彼らを思い出します・・。」
では、作っていきましょうか。
ねこじゃらし全体に、特殊釉薬を塗って、染込ませましょう。
ねこじゃらしで、ねこさんたちと遊んだのですか?
「ええ、そりゃーもう・・。ほんとうに”ねこじゃらし”で、左右に揺らすと追っかけて来まして笑)
その後、食べるんですよね~。」
獲物ですか?
「なんですかねー?2匹とも、ねこじゃらしを食べていました。」
ねこじゃらしの種でしょうか?実でしょうか?
それも散らしますか?
「え!そんなものまで残せるんですかっ」
はい~。お好きになさって下さい。
でも、ふさふさした部分は、何度も釉薬を重ね塗が必要ですね。
「シゴトの休憩に、HPを見ていました。
「化石Xガラス」を見て、あ~いいな~ぁ。作りたいな~。
沖縄に行こうかな~ぁと、初めての一人旅です。」
マジですか! この作品を作るために沖縄に、初めての一人旅を!
ううう・・。どうもありがとうございます。
「ええ。その後ですね石垣島に行って、パラセーリングでした?空を飛ぶの。
あれを、やってきます♪」
・・フットワーク良いですね!
「こんな風に・・・、ねこじゃらしを置いて、お願いします。」
了解です。釉薬が乾いて焼く前に、スケッチを見ますね。
どうもありがとうございました。
「あ!カミキリ虫だっ!りっぱだな~。久しぶりだな~。」
工房には、虫も色々やって来ますが、皆さん動きが鈍い。
触っても逃げない。
大きな触角を動かして、「あ?!」とヤブ睨み。
「子供のころは、よく捕まえていたんですよねー。」
なんだか、身近に感じる方でした。
出来上がった作品です。
気泡が沢山入って、水の中に沈んでいるようなねこじゃらし。
ねこじゃらしの実?があちこちに飛んで、面白い作品になりました。
なにより、ねこじゃらしが、琥珀のような輝きにで、ふさふさの毛がリアルに判りますね。
作品の裏部分は、圧縮化石のような、鉛色の輝きです。
手で触ると、房の様子や、実の様子まで判ります。
ガラスの層から発掘されたような、作品になりました。
思い出と共に、お手元に残るのは、嬉しいですね。
「化石Xガラス」は、大切な宝物をガラスに閉じ込める
特別な製作体験です。
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お電話 098-989-0233
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お待ちしております。