ご自宅を飾る表札のオーダーメイド
Glass Worksちゅきのブログ
2017.11.04
予想以上に完璧な表札です
表札のオーダーを頂きました。
24回のメールや画像を製作期間2ヶ月の間、やり取りにお付き合い頂いた
Kawaguleeさまに感謝です。
当工房では、沖縄ガラス星砂体験を中心に、ウエディング皿製作体験、
沖縄ガラス表札体験を行っています。
その中で沖縄ガラス表札体験は、既製品にはない、ご家族で考えたデザインを
2時間掛けて、ご自宅用やお祝い品用に完全オリジナル表札を作る体験なのです。
しかし、2時間を作る事ができないお客様は、ご希望の表札をオーダーすることができます。
今回は、表札オーダーのストーリーをお話しします。
1)表札の大きさと字体の指定
ご自宅を飾る表札の大きさと字の書体をお伝えください。
頂いたお名前を、表札の中央に配置するのか合わせて、お伝えください。
2)お名前の色や、表札の色の指定
お名前の色は黒で、表札の色は「不透明の白だけど、ガラスと判るように」とご希望でした。
所々にガラスの透明感を覗かせる柔らかい白に、黒色でお名前を描き焼き上げます。
3)表札の柄の指定
当工房は、植物をガラスに挟み込んで制作することが可能です。
その制作方法に特許を頂きました。(特許第5818177号)
お客様のご希望のお花や植物をガラスに閉じ込めた製品を作っています。
以前、ひまわりをガラスに取り入れたプレート作品をご覧になったKawaguleeさんは、
具体的な画像まで制作されて、メールで送ってくれました。
すてきですね~(゚∀゚))これはいいわな、と思い、ガーベラで試してみようと、トコトコ
お花屋さんに出かけました。
そういえばガーベラの花言葉は「冒険心」「我慢強さ」だそうです。(´ω`*)
ガーベラを押し花に加工して、バランスを見ます。
対角配置がご希望なので、ガーベラを挟み込み焼き上がる様子を計算します。
おしべめしべが厚すぎて、ガラスが浮き上がり、
空気が入るもしくはガラスとガラスの間に隙間ができ、雨風が入り込むかもと考えました。
表札は、どうしても野外に設置することが多く、雨風、寒暖に晒されます。
リスクを除く舐めに、ひまわりやガーベラではないお花を提案しました。
4)沖縄の花「ホコバテイキンザクラ」の香る表札
さて、何かおススメできるお花はないかな、とあちこち咲いている花々を見上げました。
時には、人の家の庭を見せてもらったり、垣根をウロウロしたり、あれは花が大きいなとか
ほぼ怪しい感じでした(^-^;
子供の送り迎えをしてふと気が付いたピンクの甘い香りに惹かれて見上げた花は「テイキンザクラ」。
ホコバテイキンザクラとも言われる、沖縄でよく見る可愛らしい花が、鈴生りに咲いていました。
これだ!と、お家の人にお願いして、花を分けて頂きました。
押し花に加工して、Kawaguleeさんに確認をして、「いいですね~」とご了解。
表札を焼成前に、花や葉の配置を確認してもらいました。
花や葉に特殊釉薬を塗って、ゴールドに輝く植物に囲まれたお名前の表札を焼き上げました。
表札が届きました~とわざわざお電話を頂きました。
「もう、感動です。予想以上に完璧です!」
うれしい言葉を頂き、私が感動です。
楽しい仕事をさせて頂き、どうもありがとうございました。
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